トック(떡)は韓国の餅の総称で、料理では主にカレトック(가래떡)、短粒米を蒸してついた白い棒状の餅を指します。指の長さに切ったものがトッポギ餅で、コチュジャンだれやチーズソースで煮ます。斜め薄切りにしたものがトックで、正月のトックスープ、プデチゲ、炒め物に入れて弾力を楽しみます。作りたては柔らかくもちもちで、味はご飯のようにほのかに甘いだけ。主役は噛みごたえです。日本の切り餅と違い、うるち米で作るので煮ても溶けにくく、伸びません。

買い方

形態は3つ。韓国食材店の冷蔵ケースにある生の餅(最も柔らかく、2日以内に食べる)、真空パックの常温・冷蔵品(最も一般的で、固いので浸水が必要)、冷凍品(最も長持ち)です。表示を確認し、米粉の餅(쌀떡)はもちもちが続き、小麦粉の餅(밀떡)は柔らかく安価で、韓国の屋台はこちらが多いです。新大久保や鶴橋の韓国食材店、業務スーパー、カルディ、ドン・キホーテ、Amazon・楽天で、プルムウォンやCJ、宗家などが500g〜1kg袋で手に入ります。500gで2〜3人分のトッポギになります。

保存方法

生の餅は常温で1日、冷蔵でも数日で固くなるので、早めに食べるか平らにしてジッパー袋で冷凍します。冷凍なら3か月持ちます。未開封の真空パックは冷蔵で袋の期限(多くは1〜2か月)まで。開封後は3〜4日で使い切るか冷凍してください。酸っぱい匂い、表面のぬめり、ピンクや灰色の斑点が出たら処分します。固くひび割れているだけなら、水で戻せば問題ありません。

代用品

  • 日本の切り餅:4等分の棒状に切り、同量。もち米なので溶けやすく伸びるため、煮る時間を半分にし、たれが煮詰まってから加えます。
  • 白玉粉と上新粉の団子:上新粉主体で作れば食感が近く、茹でてから加えます。手間はかかりますが、うるち米の弾力が出ます。
  • ニョッキ:同重量。別茹でして最後に加えます。弾力より柔らかさが勝ちますが、たれをよく吸います。
  • おでん用の練り物(オムク)や袋麺:食感は違いますが、トッポギの餅が足りないときの定番のかさ増しです。

使い方

真空パックや冷凍の餅は固く、短時間の煮込みでは柔らかくなりません。ぬるま湯に20〜30分(冷水なら1時間)浸け、ばらけて少し曲がるようになったら水気を切ります。生の餅は浸水不要です。煮立ったたれに入れて4〜6分、鍋底や餅同士がくっつかないよう混ぜながら煮ます。1本割って中心に白い芯がなければ火が通っています。残ったトッポギは冷蔵庫で固まりますが、水を少し足して弱火で温め直すとまた柔らかくなります。

著者 · 更新日